料理男子(男の娘)はお隣さんOLに世話を焼きたい!!
やっぱお弁当のおかげかいつもより仕事が楽に進んだ気がする
そして何より雑用をあまり押し付けられなかった
何せ今日は残業2時間で19時過ぎには帰れている!
「こんなに早く帰れるなんていつぶりだろう……」
私は部屋のベッドの上でそんな事を呟く
夜ご飯は食べなきゃな……
ただ何せこんな時間に帰れたのが久しぶりすぎて
いつもなら適当に何か食べて寝るだけだったのが
習慣になっていたせいで逆に困っていた
その時部屋のインターホンが鳴る
「はーい」
ドアを開けるとそこには三ツ矢くんがいた
「三ツ矢くん…!?」
「こんばんは、麻美さん!」
「なんでこんな時間に……」
「麻美さんまだ夜ご飯食べてない?」
「食べてないけど…」
「じゃあさもし良かったらこれ食べてよ」
そう言いタッパーを見せてくる
「これは…?」
「肉じゃが!もちろん俺の手作りだよ!」
「ありがとう…けど本当に何から何まで…ありがとうね…」
「言ったじゃないですか、俺がやりたいからやるって、だから麻美さんは大人しく俺に世話焼かれてくださいね」
「うーん……年上として何か引っかかる気もするけど、私が生活力ないのは事実だからなぁ…」
いい年したアラサー女がこんな可愛い年下の男の子に世話を焼かれ続けるのは流石にどうかと思う
「全く、麻美さんは気にしすぎなんです、俺好きだからやってるって言ってるじゃないですか」
「…そうかもしれないけど、何か私にできることがあるかな……お礼みたいな」
「じゃあ……また俺の部屋に来てください」
「えっ」
「ほら昨日は俺が勝手に運んできただけだだからさ、だから次は麻美さんの自分の意思で俺の部屋に来てよ」
「うん…わかった、今度空いてそうな日に行くね」
「はい!あっ連絡先交換しましょ!そっちの方が色々と便利でしょ?」
「ちょっと待っててね、スマホ取ってくるから……」
そう言い私はスマホを取りに部屋の中に戻る
「はい、じゃあ…こんな感じでいいかな」
「大丈夫です!ありがとうございます!それでは!おやすみなさい!」
無事連絡先の交換を済ますとそう言い三ツ矢くんは隣の部屋へと戻って行った
「肉じゃが…食べよう」
私も自分の部屋と戻って夜ご飯にしようかな
一人暮らしならではの小さい机の上に肉じゃがのタッパーと箸と辛うじて炊いていた白米を茶碗によそって置く
「いただきます」
1口分箸で取り口に含む
その瞬間に広がるじゃがいもの甘みと程よいやわらかさ、味付けもやっぱり少し甘めだ
三ツ矢くんは甘いものが好きなのかな
たしかに甘いものは好きそう、見た目が可愛いし最近の女の子は甘いものが好きそうなイメージがあるし……
「それにしても…本当に美味しいや」
さすがプロ見習いって感じだ
そんなことを考えながら食べ進めてるといつの間にか残りわずかになっていた
「少し食べすぎちゃったかな……けど、凄く美味しかったや、ごちそうさまでした」
手を合わせて食器をキッチンに持っていく
今日はいつもよりよく眠れそうだ