君の隣は、呼吸ができる
一昨日は、お姫様抱っこ。
昨日は、ベンチに座った彼と、立った私で抱き合う。
(それに、おでこにキスも!!)
今日は、後ろから抱きしめられている。
心臓がバクバクとうるさい。
(これ、恋人っぽい……)
そう思うと、顔が一気に赤くなってしまう。
恥ずかしすぎて、息が出来なくなりそうになる。
でも、真樹に抱きしめられると、不思議と包み込まれたような気持ちになった。
嬉しいのに。
こうやって変に固まっていたら、彼は気にするかもしれない。
(ここは、勇気を出さなきゃ)
恋人になったんだから。
(か、彼女として……正面から彼氏を抱きしめる!)
「ま、まさ……っ!」
意を決して、勢いよく振り返った瞬間――
パッと腕が離れた。
「じゃ、下から荷物取ってくるから」
「え?」
振り返る勢いが強すぎて、私はその場でくるりと一回転した。
(あ、あれ……!?)
「若葉は好きに部屋の中見てて」
やけにご機嫌な声と同時に、玄関のドアを開ける音がする。
「え?」
「すぐ戻るから」
「あ、ちょっと……!?」
バタン。
――ドアが閉まった。
部屋に一人残された私。
行き場をなくした両腕が、むなしく宙をさまよう。
「……えっ??」
誰もいない部屋に、自分の声だけが響いた。
昨日は、ベンチに座った彼と、立った私で抱き合う。
(それに、おでこにキスも!!)
今日は、後ろから抱きしめられている。
心臓がバクバクとうるさい。
(これ、恋人っぽい……)
そう思うと、顔が一気に赤くなってしまう。
恥ずかしすぎて、息が出来なくなりそうになる。
でも、真樹に抱きしめられると、不思議と包み込まれたような気持ちになった。
嬉しいのに。
こうやって変に固まっていたら、彼は気にするかもしれない。
(ここは、勇気を出さなきゃ)
恋人になったんだから。
(か、彼女として……正面から彼氏を抱きしめる!)
「ま、まさ……っ!」
意を決して、勢いよく振り返った瞬間――
パッと腕が離れた。
「じゃ、下から荷物取ってくるから」
「え?」
振り返る勢いが強すぎて、私はその場でくるりと一回転した。
(あ、あれ……!?)
「若葉は好きに部屋の中見てて」
やけにご機嫌な声と同時に、玄関のドアを開ける音がする。
「え?」
「すぐ戻るから」
「あ、ちょっと……!?」
バタン。
――ドアが閉まった。
部屋に一人残された私。
行き場をなくした両腕が、むなしく宙をさまよう。
「……えっ??」
誰もいない部屋に、自分の声だけが響いた。