君の隣は、呼吸ができる
少しだけ角度が変わった。
さらに唇の感触が強くなって、恥ずかしさに耐えられなくなってきた。
思わず私から離れると、真樹の胸に顔を隠す。
「ううっ。もう、ダメですうぅ……」
「はいはい、深呼吸して」
笑いをこらえたような、やさしい声がする。
大きくて温かい手が、私の背中をふわりと撫でる。
その手つきに、また照れてしまう。
「……心臓……爆発しちゃうかも……」
「何だよその表現は」
真樹が吹き出した。
「……でも」
恥ずかしいけれど、すっごく嬉しい。
シャツを掴む手を離して、彼の体にギュッとしがみつく。
「恋人っぽいことできたね……!」
彼の胸におでこを押し付けると、私はふふっと笑った。
真樹の胸の音が、さっきよりも速くなった気がした。
少し間があってから、彼が体を離す。
骨張った指が伸びて、頬にかかった髪を耳へ掛けてくれた。
「念のための確認なんだけど」
「え?」
「恋人ってさ……」
耳がくすぐったくて思わずうつむくと、顎をそっと持ち上げられる。
まるで、視線を逸らすのを許さないかのように見つめられた。
彼の瞳が熱を帯びていて、私の胸の奥から一際高い音がした。
「キスの先もあるって知ってる?」
ちょっとだけ、からかうような声だった。
「えっ!?」
私の肩がビクッと跳ねた。
(あれ……もしかして、さっきのベッドの話って……!?)
言葉の意味が分かって、顔が一気に熱くなる。
「し、し、知ってるよぉ!?」
動揺したからか、声が裏返ってしまった。
そんな私をじっと見つめてから、真樹が可笑しそうな顔をした。
「良かった」
そう言って、しばらく肩を震わせている。
「何でそんなに笑うのー!?」
しかめっ面をしてみたけれど、だんだん私もつられて笑ってしまった。
さらに唇の感触が強くなって、恥ずかしさに耐えられなくなってきた。
思わず私から離れると、真樹の胸に顔を隠す。
「ううっ。もう、ダメですうぅ……」
「はいはい、深呼吸して」
笑いをこらえたような、やさしい声がする。
大きくて温かい手が、私の背中をふわりと撫でる。
その手つきに、また照れてしまう。
「……心臓……爆発しちゃうかも……」
「何だよその表現は」
真樹が吹き出した。
「……でも」
恥ずかしいけれど、すっごく嬉しい。
シャツを掴む手を離して、彼の体にギュッとしがみつく。
「恋人っぽいことできたね……!」
彼の胸におでこを押し付けると、私はふふっと笑った。
真樹の胸の音が、さっきよりも速くなった気がした。
少し間があってから、彼が体を離す。
骨張った指が伸びて、頬にかかった髪を耳へ掛けてくれた。
「念のための確認なんだけど」
「え?」
「恋人ってさ……」
耳がくすぐったくて思わずうつむくと、顎をそっと持ち上げられる。
まるで、視線を逸らすのを許さないかのように見つめられた。
彼の瞳が熱を帯びていて、私の胸の奥から一際高い音がした。
「キスの先もあるって知ってる?」
ちょっとだけ、からかうような声だった。
「えっ!?」
私の肩がビクッと跳ねた。
(あれ……もしかして、さっきのベッドの話って……!?)
言葉の意味が分かって、顔が一気に熱くなる。
「し、し、知ってるよぉ!?」
動揺したからか、声が裏返ってしまった。
そんな私をじっと見つめてから、真樹が可笑しそうな顔をした。
「良かった」
そう言って、しばらく肩を震わせている。
「何でそんなに笑うのー!?」
しかめっ面をしてみたけれど、だんだん私もつられて笑ってしまった。