Honey Melty


昼休憩が終わり少し経った頃、咲間さんが経理部へとやって来た。わざわざ経理部全員に昨日撮ったチェキを持ってきてくれたらしい。

今日は咲間さんとよく会う。偶然にしても、ほんとによく会う。その都度ときめき補給させてもらって胸がほわほわするのは私がこの人に恋をしているからだろう。


「チェキにメッセージ書くんだって」


なるほど、メッセージ。伝えたいことがたくさんありすぎて収まらないな…。


真鳥、と呼ばれてチェキを渡される。

同期の方が言うのも間違いじゃない。ひとり浮きそうな顔面、自分で自分を見ると余計に感じる。

背けたい気持ちを抑えながらジッと自分の顔を見ていると「俺、これにするんだよね」と、昨日見せてくれた変顔のチェキをちらりと見せた。


「正気ですか」
「おいこら、正気ってどういうことだ」


むにむに、頬を痛くない強さでつつかれる。

咲間さんが触れた部分がじんわりと熱を帯びた。


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