追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
結局、負けたのは私だった。

「.........はぁ。

好きにしなさい」

「そうさせてもらう」

その結果。

三十分後、私は後悔した。

「……」

「……」

積まれた薪の山。

私が割った分の三倍。

男が左手だけで作った成果だった。

「元騎士って全員化け物なの?」

「褒め言葉として受け取っておく」

なんだか腹が立つ。

悔しい。

非常に悔しい。

夕方、村人たちが家の前を通りかかった。

見慣れない男を見てざわつく。

当然だ。

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