追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く
「何してるの」

後ろから声を掛ける。

レオンは振り返った。

「おはよう」

「挨拶じゃない」

私は腕を組む。

「何してるのかって聞いたの」

「薪割りだ」

「見れば分かるわ」

「じゃあ聞かなくても……」

「口答えしない」

即座に切り捨てる。

レオンは肩をすくめた。

「家に置いてもらっているんだ。

これくらいは働かないとな」

「だからって昨日の今日で?」

「右腕は使ってない」

「そういう問題じゃない」

私は近付く。

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