~KissHug~
部屋に戻ろうと振り向くと
素良がいた。
私は動揺して
携帯を後ろに隠した。
「おまえ、嘘つきだな。
俺と、朝から晩までずっと一緒なくせに。」
「一緒って勉強してるんだもん」
「後ろめたいから
嘘ついたんだろ?」
「素良だって千鶴に嘘ついたでしょ?」
「いや~千鶴はお前を
ライバルだなんて思っちゃないからな。」
ムカつく!!
「あ、そうですか~」
私は素良の横をすり抜けようとした。
素良が乱暴に手をひいた。
「何?」
「俺に対してのあてつけか?」
「?何?」
「芳樹ってヤツをお前は知らない。
お前はただ俺らの間を走り回る
メッセンジャーだからな。
千鶴じゃ面白くなくなったから
お前にしたんだよ。」
「ひどい……」
「お前は気づかないだろ?
無防備に見せてる首筋についてるキスマーク」
「え?ほんと?」
「所有物扱いだな。」
「そんな言い方しないでよ!」
素良は私を抱きしめた。
「離して!!素良!!」
素良は私の首筋を思いっきり吸い上げた。
「痛い!!やめて!!」
「お土産にもってけ!!」
素良が私を突き飛ばした。
後姿に
「どうして?どうしてこんなことするの?
素良が言うようにだまって終わらせたのに…
芳樹になんて言えばいいの?」
情けなかった
素良のイラつきが怖かった
身体も心も凍りついた。
素良がいた。
私は動揺して
携帯を後ろに隠した。
「おまえ、嘘つきだな。
俺と、朝から晩までずっと一緒なくせに。」
「一緒って勉強してるんだもん」
「後ろめたいから
嘘ついたんだろ?」
「素良だって千鶴に嘘ついたでしょ?」
「いや~千鶴はお前を
ライバルだなんて思っちゃないからな。」
ムカつく!!
「あ、そうですか~」
私は素良の横をすり抜けようとした。
素良が乱暴に手をひいた。
「何?」
「俺に対してのあてつけか?」
「?何?」
「芳樹ってヤツをお前は知らない。
お前はただ俺らの間を走り回る
メッセンジャーだからな。
千鶴じゃ面白くなくなったから
お前にしたんだよ。」
「ひどい……」
「お前は気づかないだろ?
無防備に見せてる首筋についてるキスマーク」
「え?ほんと?」
「所有物扱いだな。」
「そんな言い方しないでよ!」
素良は私を抱きしめた。
「離して!!素良!!」
素良は私の首筋を思いっきり吸い上げた。
「痛い!!やめて!!」
「お土産にもってけ!!」
素良が私を突き飛ばした。
後姿に
「どうして?どうしてこんなことするの?
素良が言うようにだまって終わらせたのに…
芳樹になんて言えばいいの?」
情けなかった
素良のイラつきが怖かった
身体も心も凍りついた。