変わるなら今
機に決別するべきだと思う。本当の友達同士なら、絶対に有り得ない」
真剣な瞳で言われ、私は今までのことを何となく振り返ってみた。
中学二年に進級して、仲良くしていた友達とも離れて、誰とも話さなかった私に声をかけてくれた。それが美華、沙紀、杏奈だった。最初の時は、色々お喋りしたり、放課後に一緒に遊びに行ったり、学校から家に帰った後も、夜遅くまでグループチャットでやり取りしたり、通話したりして、すごく楽しかった。けれど、日が経つにつれて、三人から私に対する扱いが雑になったように感じた。宿題や係、日直の仕事等、三人にとって面倒くさいと思ったことは、大体毎日のように押し付けられるようになった。少しでも断ったりすると、必ず不機嫌になり、無理矢理押し付けられる。遊びに誘われることもあるけど、荷物持ちにされたり、お金を貸すよう言われたりすることもあった。お金を返してほしいと頼んだら、面倒臭そうな表情で返されたり、「あたし貸してもらったっけ?」、「良いじゃんたった五百円くらい」等と笑いながら誤魔化され返してくれないこともたまにあった。それ以外にも、今までされた多くのことを思い出していく度に涙が流れ、悔しさと辛さ、怒り…様々な気持ちが込み上げていく。ベッドの布団を強く握りしめた。
一人で浮いているよりは全然良いと思ってた。いじめられているわけでもない、だから大丈夫だと思ってた。…けれど。私は今まで、何であいつらのことを、友達だなんて思っていたんだろう。やりたくないことを沢山させられて、ましてや自分のしてきたことを誰かになすりつけたりして…。
涙を拳で拭いながら、思った。
何があっても、絶対、終わらせてみせる。

 あれから一週間が経った。
昨日、ようやく退院した私は、今日から学校に行くことになった。数日前までは、学校へ行く足取りが重かったけれど、今日は割とそうでもなかった。入院していた時に、美華達との関係を終わらせると決めたからかもしれない。
 下駄箱の前で内履きに履き替えていると、周りの子がこちらを捉え、ひそひそと何かを話していたり、こちらを見るなり避けたりしている。恐らく、以前のカンニングについての噂がまだ広まっているのだろう。それでも、今はそんなことはどうでも良かった。それよりもしなければならないことが、私にはあるから。
 廊下を歩き教室のドアを開けると、クラスにいる全員が私の方に視線を向けた。「え、もう退院したんだ」、「思ったより早かったよね」、「あんなことがあったから、もう来ないのかと思ってた」等という驚きの声もあれば、「カンニングのこと反省してんのかな」、「美華が可哀想」等という批判の声も聞こえる。私は、一切それに動じず、自分の机に向かい鞄を置いた。辺りを見回し、美華達の姿を探す。まだ来ていないのか…と思い、席に座ろうとすると同時に、教室のドアが開く音と、「あ、三人ともおはよー!」という声が聞こえ、それに目を向ける。美華、沙紀、杏奈が教室に入ってきたのだ。三人とも、周りの友達と楽しそう
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