悪霊配信アプリ
諦めて3人分のパックジュースを購入して元の空き教室へと戻る。
自分の居場所を作るためには倉庫をもう1度使えるようにするか、他の空き教室の鍵を職員室から盗み出す必要がある。
どうしようか。
考えながら空き教室のドアを開けると藍の姿がなかった。
洋太がけだるげに壁を背もたれにして座り込んでいる。
「買ってきたけど」
そう言ってジュースを差し出した時、洋太の足元に使い終わったコンドームが投げ出されているのが見えた。
ハッとして視線をそらせる。
と、同時に倉庫で好弘とふたりきりになったときのことを思い出して警戒した。
思わず力が入って、手の中でパックジュースが潰れる。
< 205 / 220 >

この作品をシェア

pagetop