悪霊配信アプリ
「倉庫使えなくなっちゃったけど、これから屋上に集合することになったの?」
「まだわかんないよぅ。今日は雨が降ってないからいいけど、雨の日はいられないし」
藍が困り顔になる。
もうすぐ七月になるけれど、夏は夏で台風シーズンだ。
屋上にいられない日は結構多そうだ。
「じゃ、大人しく教室戻るしかないね」
私の言葉に藍がふくれっ面をしてそっぽを向いた。
教室だけは嫌みたいだ。
授業にもついていけていないし、受験勉強をしているクラスメートたちの雰囲気はピリピリしている。
そんな中私たちが戻っていくと、みんなから暗澹たるため息が聞こえてくる。
『こんな大事な時期に戻ってこないでよ』
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