札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
(それにこんなふわふわしたドレスは動きにくいのよね。特別なときだけで着れたら十分だわ)
できれば今すぐにコルセットを緩めてほしい。
無理な態勢や座り込んでいるためか、コルセットが食い込んで苦しいのだ。
目の前にいる退く気がないロベールを見て口を開く。
「ロベール殿下、着替えたいので部屋を出て行ってくれますか?」
「…………」
こちらをじっと見つめたまま何の反応も示さない彼に疑問を持っていた。
(どうしたのかしら?)
オリヴィアが疑問に思っていると、いきなりロベールが仮面を取った。
端正な顔立ちがあらわになり、彼の美しい素顔に釘付けになる。
クールで切れ長の目元にスラリとした鼻立ち。
形のいい唇を見るとどうして仮面をつけているのかまったくわからない。
中性的な顔立ちは人間味がなく、冷たささえ感じた。
スカイブルーの瞳はまっすぐにこちらを見つめている。
(これが本当の素顔なのかしら……そんなわけないわよね)
そう思っていると、急にロベールがオリヴィアを押し倒した。
胸元でドレスが下がらないようにと必死で押さえているため、されるがままだ。
驚くオリヴィアを気にすることなく、ロベールは覆い被さった。
──ギシッ
ベッドが軋む音が聞こえた。
何をするつもりなのかわからずに彼の動きを注視していると、衝撃的な言葉が耳に届く。
「このまま初夜にするか?」
クラバットに手をかけてするりと抜いたロベールを見て、オリヴィアの心臓はドキリと音を立てる。
(ま、まさかわたしが不利な状況で勝負を始めるつもり!? なんて卑怯なの!)
オリヴィアは胸元を気にしている場合ではないと、彼の肩を押そうと腕を伸ばす。
しかし彼は首元に顔を埋めた。くすぐったさに身をよじる。
できれば今すぐにコルセットを緩めてほしい。
無理な態勢や座り込んでいるためか、コルセットが食い込んで苦しいのだ。
目の前にいる退く気がないロベールを見て口を開く。
「ロベール殿下、着替えたいので部屋を出て行ってくれますか?」
「…………」
こちらをじっと見つめたまま何の反応も示さない彼に疑問を持っていた。
(どうしたのかしら?)
オリヴィアが疑問に思っていると、いきなりロベールが仮面を取った。
端正な顔立ちがあらわになり、彼の美しい素顔に釘付けになる。
クールで切れ長の目元にスラリとした鼻立ち。
形のいい唇を見るとどうして仮面をつけているのかまったくわからない。
中性的な顔立ちは人間味がなく、冷たささえ感じた。
スカイブルーの瞳はまっすぐにこちらを見つめている。
(これが本当の素顔なのかしら……そんなわけないわよね)
そう思っていると、急にロベールがオリヴィアを押し倒した。
胸元でドレスが下がらないようにと必死で押さえているため、されるがままだ。
驚くオリヴィアを気にすることなく、ロベールは覆い被さった。
──ギシッ
ベッドが軋む音が聞こえた。
何をするつもりなのかわからずに彼の動きを注視していると、衝撃的な言葉が耳に届く。
「このまま初夜にするか?」
クラバットに手をかけてするりと抜いたロベールを見て、オリヴィアの心臓はドキリと音を立てる。
(ま、まさかわたしが不利な状況で勝負を始めるつもり!? なんて卑怯なの!)
オリヴィアは胸元を気にしている場合ではないと、彼の肩を押そうと腕を伸ばす。
しかし彼は首元に顔を埋めた。くすぐったさに身をよじる。