札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
オリヴィアは正直で裏表がない。
すべて感情が表に出てしまっているところも好ましいと思ってしまう。
(オリヴィアとは契約結婚だ。利益の繋がりだけなはずなのに……)
そう提案したのはロベールのほうだ。
オリヴィアはすべての条件を飲み込んで自分と結婚した。
一年だけは何があっても耐えてもらう。
ディルムーン辺境伯に投資した金の分は稼いでもらわなければと思っていたが、ロベールが思った以上の働きをする彼女に笑いがとまらない。
必要以上に干渉するつもりはなかった。
自分の目的のため、邪魔者を排除するために利用すればいいと思っていたはずなのに……。
まさか自分からオリヴィアに触れて、助けるようなことをするとは夢にも思わなかった。
だけど体が勝手に動いたのだ。
彼女の存在が、今まで絶対的にロベールを作り上げていたものを徐々に壊していく。
オリヴィアの前ではロベールが当たり前だと思っていた常識は崩れてしまった。
それが恐ろしく思うのと同時に『もっと見ていたい』と思ってしまう。
それはマルセルとアイナスも同じようだ。
ロベールが見ていない間、オリヴィアがどうしていたか報告を受ける。
彼女は心底楽しそうに講師からの授業を受けたあと、あのアリスにまで教えを乞うようなことをしたそうだ。
無意識だろうが貪欲で、何もかもを吸収しようとしている。
講師からの評価も悪くなく、成長しようという意欲もあった。
一年はエンバルト公爵夫人として役目を果たすつもりなのかましれない。
すべて感情が表に出てしまっているところも好ましいと思ってしまう。
(オリヴィアとは契約結婚だ。利益の繋がりだけなはずなのに……)
そう提案したのはロベールのほうだ。
オリヴィアはすべての条件を飲み込んで自分と結婚した。
一年だけは何があっても耐えてもらう。
ディルムーン辺境伯に投資した金の分は稼いでもらわなければと思っていたが、ロベールが思った以上の働きをする彼女に笑いがとまらない。
必要以上に干渉するつもりはなかった。
自分の目的のため、邪魔者を排除するために利用すればいいと思っていたはずなのに……。
まさか自分からオリヴィアに触れて、助けるようなことをするとは夢にも思わなかった。
だけど体が勝手に動いたのだ。
彼女の存在が、今まで絶対的にロベールを作り上げていたものを徐々に壊していく。
オリヴィアの前ではロベールが当たり前だと思っていた常識は崩れてしまった。
それが恐ろしく思うのと同時に『もっと見ていたい』と思ってしまう。
それはマルセルとアイナスも同じようだ。
ロベールが見ていない間、オリヴィアがどうしていたか報告を受ける。
彼女は心底楽しそうに講師からの授業を受けたあと、あのアリスにまで教えを乞うようなことをしたそうだ。
無意識だろうが貪欲で、何もかもを吸収しようとしている。
講師からの評価も悪くなく、成長しようという意欲もあった。
一年はエンバルト公爵夫人として役目を果たすつもりなのかましれない。