札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
「エリー、オリヴィアの支度が終わったら教えてくれ」

「……。かしこまりました」


深々と頭を下げたエリー。
ロベールは双子を連れて、寝室から出て行ってしまった。

(何だったんだろうか……)

オリヴィアは首を傾げつつ、エリーとともに浴室に向かった。



──数時間後。

体が綺麗になり、いつもの戦闘服ではなくワンピースに着替えた。
寝室で休もうかと思ったが、怪我人たちが気になり裏口方面へと足を進める。

一時はかなり危ない状態だったようだが、応急処置のおかげでなんとか一命を取り留めたようだ。
医師たちに感謝されつつ、オリヴィアはエリーに休むように促されて寝室へと戻る。
安心したからか眠気が襲う。
寝室のベッドにはロベールが座っていて、難しい顔をしながら書類をめくっていた。

オリヴィアはエリーに促されるまま椅子に腰掛けた。
ミルクがたっぷりと入った紅茶はおいしそうだ。


「今回の件、礼をしたい」

「礼、ですか?」

「彼らもそう思っているはずだ」
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