札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
『おい、聞いているのか?』

『はあい、わかってますけどぉ……』


半分夢の世界に行ってしまったオリヴィアは、このことだったかと改めて納得していた。


「こちらは一旦下げますね」

「…………ッ!?」


再びお菓子たちを口にする機会を失い、愕然としていた。
その場から動けないオリヴィアは、講師たちに教育を受けるのが嫌だと思われているのか。
また一人、また一人と侍女が増えていき、ある部屋へと案内される。
そこにはお湯が用意されており、いろいろな花が浮かんでいる。

(な、なに……!? これはどういうこと?)

そのまま湯船に浸かって、人に体を綺麗にしてもらうという経験に終始放心状態だった。
そのまま髪を水っ気がなくなるまで綺麗な布で吸い取り乾かす。
体や髪にいい香りのする油のようなものを塗りながら何かなんだかわからないままメイクをしていく。
髪を整えられたかと思いきや、コルセットを締めていく。
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