余所者-よそもの-【 3 】
みんなの顔が怖くて見られない。
すると、隣から腕が伸びてきた。
「わかった」
ユキの腕が、身体に回る。
そのまま引き寄せられ、彼の脇にすっぽりと収まった。
「どのみち、やることは変わらない」
「………」
「お前がここにいるなら、俺たちはお前を守り抜く」
「………」
「だから、かぁこ。何も心配するな」
ユキのその声は。
凛とした力強さを帯びてフロアの隅々まで響き渡る。
「俺は、この街ごとお前を手に入れる」