余所者-よそもの-【 3 】
「ト、トトトトウジさん!」
AnBarから、バンが飛び出してきた。
「なんだ?」
「そ、総長と電話が繋がりましてっ」
ワタワタとテンパる様子のバンに、トウジは速やかにスマホを受け取った。
「代わりました。初代副総長のトウジです。……いや、仰々しい挨拶はまた改めてにしよう」
――……
「ああ。翔もここにいる。……最終判断は総長である貴方に任せる」
――……
「……ありがとう。今の規模は知らないが、何人動かせる?」
――……
「わかった。追って連絡をする」
トウジは現総長といくつかやり取りをすると、電話を切った。
「ユキさん、チカさん」
二人を振り返り、スマホを下ろす。
「龍翔鳳鱗、現役も動きます」
「どれくらい動く?」
「ここにいる面々に加えて、おそらく50程度は」
ユキと千景は顔を見合わせ、呟いた。
「ここにきて」
「ああ。大番狂わせだな」