真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 水族館に着くと私ははしゃいでしまった。色々な魚やクラゲに目を輝かせる私。

 「見て凄い。この魚ちょー綺麗ですよ‼︎」

 1人はしゃぐ私に大一はクスッと笑っている。

 「何かおかしいですか⁇」

 「いや。よく子どもみたいにはしゃげるなと思って。花凛見てる方が面白い。」

 つまり私は子どものようだと⁇もう26になるが、職場でもよく言われている。

 「子ども達と一緒にはしゃぐのはいいけど、自分は子ども達を教え導く立場だということを忘れないようにしてくださいね。」と…。

 何度となく主任の鈴森先生にご指導頂いたが、社会人6年目にしても私のはしゃぎようは変わらない。

 少しは落ち着いて6年目の余裕は出てきたが、今でも時々はご注意を受けるほどだ。

 はぁ…面目ない…。私はここでもそれが出てしまったかと反省した。

 「よく言われます。今だに職場でも言われて注意されてます。」
 
 すみません。ついと謝る私に「いや。いいんじゃない⁇そういうところも…⁇」

 そこまで言って大一は言いかけてやめてしまった。

 「そういうところも…何ですか⁇」

 「何でもない。気にしないでください。」

 何ですか⁇気になりますよーと言っても長内さんはそれ以上続きは教えてくれなかった。
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