追放先で再会した初恋の男は、罪深い私を愛し続ける 〜断罪令嬢エリザベートの初恋回帰〜
「顔を見せりゃお前に迷惑かかるだろ」

さも当然とばかりに言われ、エリザベートは視線を彷徨わせた。

「……手掛かりさえ残してくれなかったわ」
「お前は優しいから俺らを気にし続ける。あのときは忘れて欲しかった……お前は責任感が強いからな」
「そんな……」

「俺が消えれば憂いは実家のことだけになるだろうが」

まさかその行動全てがエリザベートのためだったとでもいうのか。

向けられた言葉に眉根を寄せストールを握る手に力が籠る。

だとしたら……ベリルは分かっていない。
エリザベートがどれだけ心を預けていたか。
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