結婚してもおひとり様を貫きますから~俺様御曹司は孤独な契約妻に愛されたい~
「前提として、私が婚約を承諾したことは一度もない。加えて、不特定多数の女性と親密な関係になった事実もない。おそらく、商談相手といるところを見て勘違いしたのだろう。すべての場に秘書を伴っている。確認すればわかることだ」
ようやく冬馬さん本人の口から疑惑を否定する言葉を聞けて安堵する。
「奔放な異性関係を楽しんでいたのは、あなたの方では?」
「な、なによ。そんなわけ、ないでしょ!」
「どれほど拒んでも、婚約者だと言い張って押しかけてくるあなたには手を焼いていました。禍根を残さず、完全に諦めさせるために私がなにもしていなかったと? 笹島さん。悪いが、娘さんの素行についていろいろと調べさせてもらいました」
「娘の、素行?」
なんの話だ?と、笹島社長が困惑する。
笹島親子にかまわず、冬馬さんがタブレットを操作する。
「私と婚約関係にあると公言している期間にも、何人かの異性と親密な関係を楽しんでいたようですよ。わかっている範囲をここで読み上げてもいいのですが…どうします? ああ、たしかな証拠あるので、否定はできませんからね」
そう言いながら、彼はタブレットを指でトントン叩いた。
「なっ。奈央、本当なのか?」
「ち、違うから。そんなの、嘘に決まってるじゃない」
あからさまなうろたえぶりに、事実なのだと確信が深まる。
「笹島社長。私の名誉にもかかわる問題だ。社員の目のあるこの場で奈央さんの疑惑をすべて説明してもいいですが、どうしますか?」
ようやく冬馬さん本人の口から疑惑を否定する言葉を聞けて安堵する。
「奔放な異性関係を楽しんでいたのは、あなたの方では?」
「な、なによ。そんなわけ、ないでしょ!」
「どれほど拒んでも、婚約者だと言い張って押しかけてくるあなたには手を焼いていました。禍根を残さず、完全に諦めさせるために私がなにもしていなかったと? 笹島さん。悪いが、娘さんの素行についていろいろと調べさせてもらいました」
「娘の、素行?」
なんの話だ?と、笹島社長が困惑する。
笹島親子にかまわず、冬馬さんがタブレットを操作する。
「私と婚約関係にあると公言している期間にも、何人かの異性と親密な関係を楽しんでいたようですよ。わかっている範囲をここで読み上げてもいいのですが…どうします? ああ、たしかな証拠あるので、否定はできませんからね」
そう言いながら、彼はタブレットを指でトントン叩いた。
「なっ。奈央、本当なのか?」
「ち、違うから。そんなの、嘘に決まってるじゃない」
あからさまなうろたえぶりに、事実なのだと確信が深まる。
「笹島社長。私の名誉にもかかわる問題だ。社員の目のあるこの場で奈央さんの疑惑をすべて説明してもいいですが、どうしますか?」