悪魔は夜に笑う
火照った体は隅々まで暴かれて、蒼士郎くんも知らない私が露呈していく。
熱の中心部に触れることを許すまでさほど時間はかからなかった。


「指ばっかり、やだぁ……ッ」

「なんで?あゆなさんがいっぱい触って言ったのに」


私の反応を見ながら入念に指の腹で粘膜を刺激する。
蒼士郎くんの骨ばった細長い指が柔壁を押し広げて侵入していく。
それだけで興奮するのに、何度も気持ちいいところを擦られて意識が遠のく。


「早く、挿れ、て」

「やだ、まだいじわるしたい」


こんな強い快感耐えられない。
いっそ早く終わらせて欲しくて懇願したのに聞き入れてくれなかった。

なんて笑い方をするんだろう。大きく弧を描く口元から白い歯が零れ、まるで捕食者のような笑みだ。


「ふは、中締まった。いじめられるの好き?」

「やっ、ちが、んんっ」


違うと否定したのに蒼士郎くんは指を止めない。
1本だった指は2本に増やされて、中でバラバラに動くから感覚がおかしくなる。
経験したことの無い快感ともう後戻り出来ない不安がまぜこぜになって涙があふれた。


「気持ちよくて泣いちゃうあゆなさんかわいいね」

「やだ、もうやだ……あっ、ああ」


指だけで何度も達してしまっただろう。
もう分からないくらいの快感に今度こそ意識が飛びそうになる。
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