悪魔は夜に笑う
「へばっちゃダメだよあゆなさん」


やがて快楽の嵐が止み、呼吸を整えていると脚を掴まれた。


「俺のこと満足させて?」


開脚させて固定すると、蒼士郎くんは腰を前に突き出す。
硬いものの感覚に驚いて体を起こすと熱の根源が大きく反り立っていた。
後ずさりしようにもしっかり掴まれているから逃げられない。


「あ、ま、待って……」

「こんなに欲しがってるのに?ほら、擦り付けただけなのに腰浮いてる」


擦られるだけでヒクヒクと中が痙攣している。
こんな状態で挿れられたらおかしくなる。
だけど体は強い刺激を欲していて、為す術なく受け入れてしまった。


「だめ、お願い……や、ああぁっ!」


挿れられただけなのに中が収縮を繰り返している。
だって大きいから気持ちいい部分が全部刺激されて快感を逃せない。
動かないでと訴えようとすると、蒼士郎くんも顔を歪めて余裕のなさそうな顔をしている。


「蒼士郎くん?」

「……ごめん、優しくできそうにない」


声をかけると蒼士郎くんは笑って一言断りを入れる。そして腰を引くと大きく前に突き出した。
とてつもない快楽が感電するように伝わり、自分の声と思えない甘ったるい嬌声が響く。


「口押さえないでいいよ。声聞かせて」

「あ、ッ、見ない、で」

「やーだ、見せて」


抽挿するほど愉悦に似た充足感に沈みゆく。
堕ちた私を前に、蒼士郎くんは凶悪かつ妖艶な笑みを浮かべる。
このままでは心を奪われて狂ってしまう。
ああ、この男にだけは夢中になりたくなかったのに。
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