悪魔は夜に笑う
「じゃあ、俺はお先に。戸締りよろしく」
「おつかれさまです。お客様の前で飛ばされたら困るからシャツ買い直してくださいね」
赤嶺くんはボタンをポケットに入れると笑顔で蒼士郎くんに手を振る。
一方の蒼士郎くんはムッとした表情で一言。
って、もう既に客の前で飛ばしてるやん。私は客じゃないんかい。
「そうなるとオーダーメイドでシャツを作らないといけないな」
「逆に今まで既製品で間に合ってたんですか」
「夏にこの制服を着るのは初めてだからな。夏を前にした本気の俺にシャツが耐えられなかったらしい。ははっ、じゃあ今夜も筋肉をいじめてくるとするか」
おかしいな、蒼士郎くんって結構個性的なのに赤嶺くんのキャラが濃すぎて霞んでいる。
自由気ままな蒼士郎くんが振り回され気味だ。
コロコロ変わる表情が、冷静沈着な悪魔らしからぬ後輩感が出ていてかわいい。
自然体でいられるのだろう。信頼できる仲間の腹の中は探らなくていいのだから。
そう思うと、近頃の蒼士郎くんは私に対して少し焦っているように見える。
たぶん初めてなんだろう。ここまで好意を伝えて付き合ってくれない頑固な女は。
「おつかれさまです。お客様の前で飛ばされたら困るからシャツ買い直してくださいね」
赤嶺くんはボタンをポケットに入れると笑顔で蒼士郎くんに手を振る。
一方の蒼士郎くんはムッとした表情で一言。
って、もう既に客の前で飛ばしてるやん。私は客じゃないんかい。
「そうなるとオーダーメイドでシャツを作らないといけないな」
「逆に今まで既製品で間に合ってたんですか」
「夏にこの制服を着るのは初めてだからな。夏を前にした本気の俺にシャツが耐えられなかったらしい。ははっ、じゃあ今夜も筋肉をいじめてくるとするか」
おかしいな、蒼士郎くんって結構個性的なのに赤嶺くんのキャラが濃すぎて霞んでいる。
自由気ままな蒼士郎くんが振り回され気味だ。
コロコロ変わる表情が、冷静沈着な悪魔らしからぬ後輩感が出ていてかわいい。
自然体でいられるのだろう。信頼できる仲間の腹の中は探らなくていいのだから。
そう思うと、近頃の蒼士郎くんは私に対して少し焦っているように見える。
たぶん初めてなんだろう。ここまで好意を伝えて付き合ってくれない頑固な女は。