悪魔は夜に笑う
自分の口から、信じられないくらい甘くて甲高い声が漏れ出して部屋に響いていく。
痺れるような重い快感をみっともない声で喘いで分散させているみたい。


「も、やだ……ごめん、なさい」

「やだやだ言いながら離してくれないんだって。ほら、抜こうとしたら締め付けてくる」


四つん這いでお尻を突き出して、蒼士郎くんの硬い熱を受け入れる。
口では嫌だと言いつつも、腟口を擦られるとカリが引っかかって気持ちよくて嬌声が唇の隙間から溢れて響く。
蒼士郎くんが動きを止めると自分から腰を振って快感を求める始末。


「浅いとこいじめられるの好き?」


蒼士郎くんは体のくびれに沿うように指を這わせると、両手で腰を掴んでそう問いかけてきた。


「っ、好き……」

「ふは、かわいい」


そして一気に腰を突き出すと、最奥をグリグリと刺激して私の反応を楽しむ。
ふわふわした快感から、直接脳に響くような刺激に変わってたまらず体がビクンと跳ねるように反応した。


「あぁっ……!」

「けど奥突いた方がいい声出るよね」


私の弱点はもうとっくの昔に蒼士郎くんに掌握されている。
そもそも、蒼士郎くんとのセックスは全部が気持ちいいから快感を逃せない。
今夜も蒼士郎くんのされるがままになってしまうのだろう。

分かってはいても一度快楽を覚えた体は逆らえない。
悪魔に心身まで侵され、堕落していくことを自覚しながら身を委ねた。
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