悪魔は夜に笑う
「愛結那さんから差し入れをいただいたんですよ」
「そうなんですか。いつもありがとうございます」
しかし差し入れをもらったと聞くとたちまち笑顔になって、なぜか筋肉をアピールするように両腕をL字に曲げて力こぶを作る。
「やめて、赤嶺くんが制服でマッスルポーズしたらボタン飛んできそうで怖いって」
「シャツのサイズ変えたので安心してください」
「ついにオーダーメイド?」
「ええ、着心地抜群です!」
今度は別のマッスルポーズで白い歯を見せる。
ほんまおもろい男やなと眺めていたら、ベストのボタンがはち切れそうになっていることに気がついた。
「だからやめて、今度はベストが悲鳴上げてるって!」
「大丈夫です。ベストのボタンは糸も太くて耐久性ありますから」
笑顔で根拠を語るけど信ぴょう性はない。
そっと隣の席に移動して距離を取ると、ちょうどバックヤードから蒼士郎くんが現れた。
今夜の蒼士郎くんの髪型はセンターパート。なんて心臓に悪い髪型をしてるんだ。
いつもカッチリ固めているのに、今日は色気を漂わせている。
もちろん清潔感があるからバーテンダーとしては違和感ないけど、さらにファンが増えるかもってちょっと不安になった。
「蒼士郎くん、愛結那さんから差し入れをもらいましたよ」
マスターが話しかけると、蒼士郎くんはきょとんとした顔で私と見合わせる。
「あゆなさんどこか行ったんですか?」
「ご迷惑おかけしたから菓子折り持ってきたんです」
「へえ、真面目ですね」
菓子折りを持ってきたと伝えると、蒼士郎くんは薄ら笑いを浮かべた。
彼女にこんな態度を取る男のどこが優しくて思いやりのある男なんだ。
まあ、2人の時は結構甘えたで可愛いけどさ。
なんで仕事中は相変わらず生意気なんだよ。
「そうなんですか。いつもありがとうございます」
しかし差し入れをもらったと聞くとたちまち笑顔になって、なぜか筋肉をアピールするように両腕をL字に曲げて力こぶを作る。
「やめて、赤嶺くんが制服でマッスルポーズしたらボタン飛んできそうで怖いって」
「シャツのサイズ変えたので安心してください」
「ついにオーダーメイド?」
「ええ、着心地抜群です!」
今度は別のマッスルポーズで白い歯を見せる。
ほんまおもろい男やなと眺めていたら、ベストのボタンがはち切れそうになっていることに気がついた。
「だからやめて、今度はベストが悲鳴上げてるって!」
「大丈夫です。ベストのボタンは糸も太くて耐久性ありますから」
笑顔で根拠を語るけど信ぴょう性はない。
そっと隣の席に移動して距離を取ると、ちょうどバックヤードから蒼士郎くんが現れた。
今夜の蒼士郎くんの髪型はセンターパート。なんて心臓に悪い髪型をしてるんだ。
いつもカッチリ固めているのに、今日は色気を漂わせている。
もちろん清潔感があるからバーテンダーとしては違和感ないけど、さらにファンが増えるかもってちょっと不安になった。
「蒼士郎くん、愛結那さんから差し入れをもらいましたよ」
マスターが話しかけると、蒼士郎くんはきょとんとした顔で私と見合わせる。
「あゆなさんどこか行ったんですか?」
「ご迷惑おかけしたから菓子折り持ってきたんです」
「へえ、真面目ですね」
菓子折りを持ってきたと伝えると、蒼士郎くんは薄ら笑いを浮かべた。
彼女にこんな態度を取る男のどこが優しくて思いやりのある男なんだ。
まあ、2人の時は結構甘えたで可愛いけどさ。
なんで仕事中は相変わらず生意気なんだよ。