悪魔は夜に笑う
「結婚かあ……蒼士郎くんは私でいいの?」
「あゆなさんがいい」
改めて意思確認をすると蒼士郎くんは顔を上げて間髪入れず答える。
私は知ってる。蒼士郎くんがわざわざ女の喜びそうなセリフを選ぶような人間じゃないってこと。
つまり本心であるのだと知って嬉しい半面なんだか恥ずかしくて両手で顔を覆った。
「ねえ、ある程度予想外できた発言なのになんでダメージ食らってんの」
しかし蒼士郎くんは指の隙間から表情を観察しようと覗いてくる。
「自分の顔が良いことを学習して……!」
「好きなのは顔だけ?」
すると顔を覆う手を引き剥がし、わざと至近距離で妖艶に笑う。
まずい弄ばれてる。自覚はあるのにときめきに負けてチョロい女に成り下がる。
「全部好きです!」
「素直だね、いい子」
好きと伝えると蒼士郎くんは目を細めて満ち足りた表情を浮かべた。
そんなに私のことが好きなんだ。気持ちが伝わって私の心も安堵で満ちる。
「シャワー浴びてくるから待ってて」
蒼士郎くんは微笑んだまま、私の頭をそっと撫でるとタバコと酒のにおいを玄関に残してバスルームに向かった。
「あゆなさんがいい」
改めて意思確認をすると蒼士郎くんは顔を上げて間髪入れず答える。
私は知ってる。蒼士郎くんがわざわざ女の喜びそうなセリフを選ぶような人間じゃないってこと。
つまり本心であるのだと知って嬉しい半面なんだか恥ずかしくて両手で顔を覆った。
「ねえ、ある程度予想外できた発言なのになんでダメージ食らってんの」
しかし蒼士郎くんは指の隙間から表情を観察しようと覗いてくる。
「自分の顔が良いことを学習して……!」
「好きなのは顔だけ?」
すると顔を覆う手を引き剥がし、わざと至近距離で妖艶に笑う。
まずい弄ばれてる。自覚はあるのにときめきに負けてチョロい女に成り下がる。
「全部好きです!」
「素直だね、いい子」
好きと伝えると蒼士郎くんは目を細めて満ち足りた表情を浮かべた。
そんなに私のことが好きなんだ。気持ちが伝わって私の心も安堵で満ちる。
「シャワー浴びてくるから待ってて」
蒼士郎くんは微笑んだまま、私の頭をそっと撫でるとタバコと酒のにおいを玄関に残してバスルームに向かった。