悪魔は夜に笑う
目を開けると部屋の中はもう明るくて朝だと気づいた。
蒼士郎くんいつの間にカーテン開けたんだろう。
大きく伸びをすると足音が聞こえて、蒼士郎くんが上から覗き込んできた。
あんなに濃密な夜を過ごしたのに朝はすっかりいつもの調子で表情が乏しい。
「あゆなさん爆睡だった」
するとまったく表情を変えずにスマホの画面を私に見せつけてきた。
そこには何やら顔のようなものが映っていて、大方予想はついていたけど私の酷すぎる寝顔が白日のもとに晒されていた。
「おかげでいい素材ゲットできた」
いつまでこのネタで弄ばれるわけ?
たぶん、私の反応込みで面白いんだろうな。
せやったら違うリアクション取ってみるか。
「……お好きにどうぞ」
特にコメントすることなく寝返りを打ってふて寝。
すると蒼士郎くんはベッドに膝をついて接近する。
「拗ねちゃった?」
耳障りのいい声が響いてたまらずにやけそうになったが我慢だ。
私はもう飽きてるってことを示してやらないと。
「ごめんね」
「あかーん!蒼士郎くんが素直に謝るなんて雨が降ってまう!さっさと準備せな」
しかし、あの蒼士郎くんがかわいらしく謝ってきたもんだからびっくりして飛び起きた。
悪魔も素直になることあるんだ。
「いきなりうるさいな」
うるさい、と言いつつ気の抜けた顔をしている。
私が怒ってなくてほっとしたらしい。
「あ、いつも通りの私を見て安心したやろ。これくらいで拗ねるわけないやん。さすがにしつこいとは思ったけど」
「もっとパンチの効いた写真じゃないとだめか」
「いや、逆。綺麗な私を撮ってくれるなら大歓迎ってこと」
蒼士郎くん相手にツッコミを入れるのはキリがない。
一旦ここらで終わりにして出かける準備をせねば。
蒼士郎くんいつの間にカーテン開けたんだろう。
大きく伸びをすると足音が聞こえて、蒼士郎くんが上から覗き込んできた。
あんなに濃密な夜を過ごしたのに朝はすっかりいつもの調子で表情が乏しい。
「あゆなさん爆睡だった」
するとまったく表情を変えずにスマホの画面を私に見せつけてきた。
そこには何やら顔のようなものが映っていて、大方予想はついていたけど私の酷すぎる寝顔が白日のもとに晒されていた。
「おかげでいい素材ゲットできた」
いつまでこのネタで弄ばれるわけ?
たぶん、私の反応込みで面白いんだろうな。
せやったら違うリアクション取ってみるか。
「……お好きにどうぞ」
特にコメントすることなく寝返りを打ってふて寝。
すると蒼士郎くんはベッドに膝をついて接近する。
「拗ねちゃった?」
耳障りのいい声が響いてたまらずにやけそうになったが我慢だ。
私はもう飽きてるってことを示してやらないと。
「ごめんね」
「あかーん!蒼士郎くんが素直に謝るなんて雨が降ってまう!さっさと準備せな」
しかし、あの蒼士郎くんがかわいらしく謝ってきたもんだからびっくりして飛び起きた。
悪魔も素直になることあるんだ。
「いきなりうるさいな」
うるさい、と言いつつ気の抜けた顔をしている。
私が怒ってなくてほっとしたらしい。
「あ、いつも通りの私を見て安心したやろ。これくらいで拗ねるわけないやん。さすがにしつこいとは思ったけど」
「もっとパンチの効いた写真じゃないとだめか」
「いや、逆。綺麗な私を撮ってくれるなら大歓迎ってこと」
蒼士郎くん相手にツッコミを入れるのはキリがない。
一旦ここらで終わりにして出かける準備をせねば。