悪魔は夜に笑う
「蒼士郎くんシャワーでいい?暑いからもうお湯ためてなくて」

「うん大丈夫。お借りします」



蒼士郎くんをバスルームへ案内してリビングに戻ると、緊張の糸が切れたようで眠くなってきた。
かと言ってベッドに横たわっても寝れない。

なにこれ、疲れてるはずなのに。
無意識に蒼士郎くんを待ってるってこと?
とにかく目を瞑っておけば寝れる。

ゴロゴロ寝返りを繰り返していると、バスルームからドライヤーの音が聞こえた。
やばい、髪乾かしたらもう来る。ひとまず寝たフリをすることにした。


「狸寝入りなの分かってるよ」


5分ほどでリビングに戻ってきた蒼士郎くんは、ベッドに近づいてくると一言。


「あゆなさん寝る時目も口も開いてるもんね」


なぜバレたと疑問に思ったら続く言葉に目を開けざるを得なかった。


「嘘やんそんなアホ面なの!?」

「面白いからそのままでいいよ」


目を開けると上裸にボクサーパンツ一枚だけ身につけたの美しい肉体美の男が私の顔を観察していた。
酔って覚えてないけど私こんな良い体の男に抱かれたのか。
いや違う感心してる場合じゃない。


「寝る時服着ないタイプ?」

「夏は着ない」


そう言うと蒼士郎くんは私が寝ているベッドに腰掛けた。


「一緒に寝ていい?」

「私がOK出す前に布団をひっぺがすな」


そして私がいいよと言う前からタオルケットを引き剥がして自分の体にまとわせる。
まあこうなるとは思ってたけど。私は電気のリモコンを操作して部屋を暗くした。
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