悪魔は夜に笑う
「あゆなさんこのにおい何?俺これ好き」


横向きに寝てる私に後ろから抱きついて匂いを嗅ぐ蒼士郎くん。
鼻が首筋に当たってくすぐったい。


なんか、蒼士郎くんって普段猫みたいにツンツンしてるくせにこういう時は犬みたいだ。
ギャップにやられて流されそう。


「ヘアオイルじゃない?ねえもう私眠いからちょっと離れて」

「でも俺、このままじゃ寝れないから一回だけしよ?」


離れてと言ったはずがさらに密着されておしりに硬いものが当たった。
待って完全に臨戦態勢なんだけど
逃げようとしたら腰を掴まれ、さらに片足を掴まれて広げられた。


「っ……」


割れ目に沿うように動く、猛る熱に徐々に理性を奪われる。
夏用の薄手の寝巻きだから感覚がより伝わって腰を引いた。
なんで布越しの素股なのにこんなに気持ちいいの。


「やだって言ったら?」

「もうその気になってるくせに」


僅かな理性もその囁きによって崩壊する。
蒼士郎くんは動きを止めて「こっち向いて」と誘導する。
振り返れば唇を奪われ、今度こそ本能に身を委ねるしかなくなってしまった。
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