悪魔は夜に笑う
初めて抱かれた時の扇情が蘇って体が火照る。
熱に浮かされ昂った互いの体に触れ合って、その熱を分かち合いたくて何度も唇を重ねた。


「ねえ、俺まだ触ってないのにどうしたのこれ」


やがて熱を帯びた蜜壷に手が伸ばされ、羞恥心より快感を求めて自ら脚を開く。
わざとぐちゅぐちゅと音を立てて抜き差しを繰り返す長い指に、体が歓喜に震えている。


「ひぁ、んッ」


蒼士郎くんは反応を伺うように私の顔を見ながら愛撫する。
欲にまみれ堕落した私の表情をじっと観察する。
目を逸らしたいのに見つめていたい。
矛盾が生じたその時、ふと口元が動き目を細めた。


「俺に抱かれたくてたまらないって顔してる」

「っ……」


反論しようにも、事実だから仕方ない。
目を逸らして押し黙ると、蒼士郎くんは私の頬にキスを落とした。


「大丈夫、俺も抱きたくて仕方なかった」


目線を戻せば、あの強烈な夜の出来事を呼び起こす妖艶な笑み。
彼が捕食者であることをら今一度理解し、下腹部がぎゅっと疼いた。
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