悪魔は夜に笑う
「ねえ、蒼くん?」
「はーい、出禁でーす」
ほどなく蒼士郎くんは前を向いたまま煙を吐き出すと、同時に低い声を放った。
ああ、私の予感的中した。
「あんたらおっさん客相手にキモイキモイって言うじゃん。俺からしたらあんたもそのレベル」
目も合わせず表情すら変えず、独り言みたいにタバコの煙をくゆらせる。
女の子は混乱して目を白黒させていた。
「開店前に押しかけてくんなよ。うざいしキモイ。愛想笑いもしんどいわ」
相変わらず興味がない人に対する態度が容赦ない。
しかし私がここで言い過ぎだよ、なんて割って入ろうもんならややこしくなるから何も言わない。
誰よこの女って逆ギレされるのは目に見えてる。
さあ、見なかったことにして戻ろう。と思ったら蒼士郎くんと目が合ってしまい私は思い切り明後日の方向を向いた。
すると扉が開く音がして、蒼士郎くんは女の子を残して裏口から店に入っていった。
女の子はしくしく泣き出してしばらくそこに立ち尽くしていた。
あーあ、また泣かせた。
「はーい、出禁でーす」
ほどなく蒼士郎くんは前を向いたまま煙を吐き出すと、同時に低い声を放った。
ああ、私の予感的中した。
「あんたらおっさん客相手にキモイキモイって言うじゃん。俺からしたらあんたもそのレベル」
目も合わせず表情すら変えず、独り言みたいにタバコの煙をくゆらせる。
女の子は混乱して目を白黒させていた。
「開店前に押しかけてくんなよ。うざいしキモイ。愛想笑いもしんどいわ」
相変わらず興味がない人に対する態度が容赦ない。
しかし私がここで言い過ぎだよ、なんて割って入ろうもんならややこしくなるから何も言わない。
誰よこの女って逆ギレされるのは目に見えてる。
さあ、見なかったことにして戻ろう。と思ったら蒼士郎くんと目が合ってしまい私は思い切り明後日の方向を向いた。
すると扉が開く音がして、蒼士郎くんは女の子を残して裏口から店に入っていった。
女の子はしくしく泣き出してしばらくそこに立ち尽くしていた。
あーあ、また泣かせた。