悪魔は夜に笑う
「マスター、友達呼んでいいですか?2人くらい」


ひとりでゆったり飲んでいると、友達から近くで飲んでるから合流しない?と連絡が来た。


「テーブル席は予約のお客様がいらっしゃるのでカウンターでよかったら」

「むしろカウンターがいいです!ありがとうございます!」


マスターに確認を取ったら大丈夫そうだったから、こっちに来てもらうことに。
渋めのオーセンティックバーだもの。カウンターの方が雰囲気があっていい。

30分後に友達が来て、一人飲みの予定が楽しい時間を過ごせた。
2人のうちひとりはこのバーが初めてだったらしく「イケおじと美青年が最高の目の保養」って目からハートが出せそうな勢いでメロメロだった。

分かる、蒼士郎くん黙ってたら本当にいい男だから。
マスターは言わずもがな、中身までハンサムだけど。


「明日仕事休みたいレベルで楽しかったです。また絶対来ます〜」

「推しが増えちゃったどうしよう」


友達は最後まで2人を褒め倒し、明日仕事ということで泣く泣く店を去っていった。
誰かと飲んでると時間の流れがあっという間だ。もう23時だなんて信じられない。
おかしいな。20時すぎた辺りから1時間くらいしか経ってない気がする。
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