悪魔は夜に笑う
「まだ怖い話聞きたい?」
「やめて。怖すぎて私が腰抜かすって」
「さっきの祠のは俺の車守ろうとしてくれたからいいやつなんだよ。怖がらなくていい」
「全然フォローになってないから!人ならざる者が存在してるのは間違いないじゃん!」
その言い方だと怪談ストックがまだあるらしい。
やめて、これ以上聞かされたら冗談抜きにおねしょするかもしれない。
成人アラサー女の粗相なんて絶対に嫌だ!
「お願い、蒼士郎くんが欲しがってたピラティス動画あげるから怖い話は終わりにして!」
「え、いいの?あんなに嫌がってたのに」
ならば別の恥をかくのは致し方ない。
蒼士郎くんが声を上げて笑っていた、ピラティス初日の嘘みたいに小刻みに揺れるトレーニング動画を差し出そう。
「今日怖い話しないって約束するならいいよ」
「そんなに怖い話苦手なんだ。ふーん」
ひとつ弱みを握られたがこれで終止符を打てるならそれでいい。
私は泣く泣くトレーニング動画を蒼士郎くんに共有した。
「やめて。怖すぎて私が腰抜かすって」
「さっきの祠のは俺の車守ろうとしてくれたからいいやつなんだよ。怖がらなくていい」
「全然フォローになってないから!人ならざる者が存在してるのは間違いないじゃん!」
その言い方だと怪談ストックがまだあるらしい。
やめて、これ以上聞かされたら冗談抜きにおねしょするかもしれない。
成人アラサー女の粗相なんて絶対に嫌だ!
「お願い、蒼士郎くんが欲しがってたピラティス動画あげるから怖い話は終わりにして!」
「え、いいの?あんなに嫌がってたのに」
ならば別の恥をかくのは致し方ない。
蒼士郎くんが声を上げて笑っていた、ピラティス初日の嘘みたいに小刻みに揺れるトレーニング動画を差し出そう。
「今日怖い話しないって約束するならいいよ」
「そんなに怖い話苦手なんだ。ふーん」
ひとつ弱みを握られたがこれで終止符を打てるならそれでいい。
私は泣く泣くトレーニング動画を蒼士郎くんに共有した。