悪魔は夜に笑う
お昼はたらふく食べたから、夜はサラダとおつまみくらいにした。
料理はあまり得意じゃないけど切って載せるくらいはできる。
最近はダイエットのためにサラダと野菜スープばかりを摂取する日々だからストックが家にあるし。

蒼士郎くんはちょっと足りないかな。けど飲むならこんなもんでいいか。
きっと蒼士郎くんはお昼飲んでないから飲みたいことだろう。


「蒼士郎くんなんか飲む?」

「何があるんですか?」

「梅酒とビールと焼酎と……あ、ワインもある」

「ビール貰おうかな。昼、あゆなさんが美味しそうに飲んでたから」


冷蔵庫で冷えていた缶ビールを持ち出してリビングへ。
テレビを見ながらソファに並んで座ってふたりで晩酌をすることにした。

慣れた手つきで片手で缶を開けてビールを飲む蒼士郎くん。
いい飲みっぷりだ。でも蒼士郎くんが酔ってるところは見たことがない。
私なんて酔うと人に絡むから分かりやすいと言われていけど。


「蒼士郎くんって酔うとどうなるの?」

「酔うと1聞かれたら10で返すし、本音がダダ漏れになるから節度を守って飲むことにしてる」

「おもろいやろうな、酒が入ってベラベラ喋る蒼士郎くん」


どうやら意外な酔い方をするらしい。お喋り魔人と化した蒼士郎くんとぜひお話してみたい。
絶対面白い話が聞けそうだから。
今日は家飲みだしそんな強い酒がないから難しいかな。
しかし蒼士郎くんハイペースだな。缶ビール2本目行ってるし。
ペース合わせてたらベロンベロンになるな。
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