悪魔は夜に笑う
一箇所の接触を許しただけで歯止めが効かなくなり、お互いの体を洗い合うという名目の下触れ合って昂る熱を共有した。
だけど色欲に飲まれてしまったのは私の方が先で。


「あ、はぁ……ねえ、早く」

「ちゃんと自分の口から言って?」


欲しくて自分からねだると、片方だけ口角を上げ意地の悪い笑みで私を見下ろす。
私は浴室の壁に手を着いて彼に背を向け、絶えず愛液が溢れる秘部を自分の指で拡げて差し出した。


「蒼士郎くんの、ここにちょうだい……」


すると蒼士郎くんの手が腰に触れる。
それからおしりに硬くて熱いものが触れて、それが位置を変え、ついに蜜口に当たった。


「あゆなさんって誘惑するの上手だよね」

「ひっ、あぁッ」


押し広げて一気に奥に挿入ってきたのに、待ち望んでいた体はいとも簡単に受け入れて全身で悦んでいる。
待ちわびた刺激に頭が一瞬ぼんやりとする。
恍惚の快楽を得たことで体の力が抜ける。


「あゆなさん、まだ挿れただけだよ」


しかし、腰を掴まれ奥を突かれたことで強い快感に目覚める。
段々早くなっていく抽挿に体が耐えられない。


「やだ、もう来ちゃ、う……」

「明るいと興奮するよね。イッていいよ」

「や、激し、っ……んんッ」


驚いた体がビクンと反応し、腰をくねらせた拍子に猛る男根が抜けてしまった。
嫌だったら逃げることもできたのに、私は振り返って蒼士郎くんの反応を待つ。
これじゃまるで催促してるみたいだ。


「ごめん、奥が切ないね。すぐ満たしてあげるから」

「あぁぁ……!」


蒼士郎くんは耳元で囁くと、再び後ろから繋がって激しく動き出す。
自分の声や体のぶつかる音が反響して興奮する。

腰を掴まれて逃げ場のない快感に身を委ね、何度も絶頂に至って体の力が入らなくなっていく。
苦しいのに気持ちよくてもっと続けて欲しい。
ただれた感情の流され、堕落していく私の心はどうにもならないのかもしれないと考えた。
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