自惚れ、アディクト
女子たちの間で流行ったプロフ帳の《好きな子》欄は『神崎あおクン♡♡』一択で。
卒アルの『かっこいい人1位』『優しい人1位』『スポーツが得意な人1位』『オシャレな人1位』も、俺が総なめ。モテてしゃーない。
一方で、男子からは疎まれる。
「ムカつくよなぁ。アイツばっかモテやがって」
「ヒナちゃんも愛央のこと好きなのかよ」
「中学行っても、愛央の一人勝ちになるぞ」
「………(あ゛〜…うるせぇ)」
⸝⸝꙳
中学へ進学すると入学早々、他クラスの女子や先輩たちが、噂を聞きつけ教室まで俺を見にきた。
「神崎愛央くんだって!」
「わぁ〜〜。顔、綺麗……背も高いんだぁ」
「こっち向かないかなぁ」
「(おお…。めっちゃ視線感じる…)」
初めて彼女ができたのは中一の春。
二年の一番カワイイ先輩と。童貞を捨てたのも早くて、長続きもしなかった。付き合うってのは“こんなもんか”と思った。
その冬、身長が急激に伸びて183cmになると、モテに磨きがかかる。
街を歩けば芸能のスカウト。女子高生にはナンパされる。よくわからんが、クラスの男子を介して他校の女子から手紙をもらう。
調子に乗らないわけねぇじゃん?
あっという間に経験人数は増えた。
卒業式は学ランのボタンが全部なくなり、告白の列ができるほどだった。
「愛央くんっ、好きです…!付き合えないのはわかってるけど、あたしの気持ち伝えたくて。…ぐすっ、ふえっ」
「ウンウン。ありがとねー(泣き声デカ)」
両手に抱えきれない好意を、満面の笑みで受け取るのは容易いこと。
う〜わ…。向こうで嫌味言われてんな。
『神崎と同じ高校行きたくね〜〜』
『オマエ、桜咲行くの?まじかよ』
『ああ、マジ。今度こそ彼女作りたかったのに……さいっあく』
『ドンマイ』
背中越しにぶつけられる妬みは、右から左だ。雑音にしか聞こえん。
卒アルの『かっこいい人1位』『優しい人1位』『スポーツが得意な人1位』『オシャレな人1位』も、俺が総なめ。モテてしゃーない。
一方で、男子からは疎まれる。
「ムカつくよなぁ。アイツばっかモテやがって」
「ヒナちゃんも愛央のこと好きなのかよ」
「中学行っても、愛央の一人勝ちになるぞ」
「………(あ゛〜…うるせぇ)」
⸝⸝꙳
中学へ進学すると入学早々、他クラスの女子や先輩たちが、噂を聞きつけ教室まで俺を見にきた。
「神崎愛央くんだって!」
「わぁ〜〜。顔、綺麗……背も高いんだぁ」
「こっち向かないかなぁ」
「(おお…。めっちゃ視線感じる…)」
初めて彼女ができたのは中一の春。
二年の一番カワイイ先輩と。童貞を捨てたのも早くて、長続きもしなかった。付き合うってのは“こんなもんか”と思った。
その冬、身長が急激に伸びて183cmになると、モテに磨きがかかる。
街を歩けば芸能のスカウト。女子高生にはナンパされる。よくわからんが、クラスの男子を介して他校の女子から手紙をもらう。
調子に乗らないわけねぇじゃん?
あっという間に経験人数は増えた。
卒業式は学ランのボタンが全部なくなり、告白の列ができるほどだった。
「愛央くんっ、好きです…!付き合えないのはわかってるけど、あたしの気持ち伝えたくて。…ぐすっ、ふえっ」
「ウンウン。ありがとねー(泣き声デカ)」
両手に抱えきれない好意を、満面の笑みで受け取るのは容易いこと。
う〜わ…。向こうで嫌味言われてんな。
『神崎と同じ高校行きたくね〜〜』
『オマエ、桜咲行くの?まじかよ』
『ああ、マジ。今度こそ彼女作りたかったのに……さいっあく』
『ドンマイ』
背中越しにぶつけられる妬みは、右から左だ。雑音にしか聞こえん。