自惚れ、アディクト
⸝⸝꙳

仕事終わり、LINEの通知に呼び出される。

《バーにいるから飲も‪🫶🏻️💞》

相手は、いつかの合コンで知り合って、何回か遊んだ子。夜の誘いに《いいよ》と、軽く返した。

苦味のあるカクテルを飲みながら、彼女が語る推し活や、仕事の愚痴を聞く。

それからも「親友に、彼氏ができて寂しいんだぁ」「愛央くんは…?忙しい?デザイン会社の企画サンって大変そ〜〜」と。途切れなく続く話に、頬杖ついて「うんうん。そっか」「へぇ…ハンナちゃん、俺に会いたかったんだ」なんて。半分本心で半分嘘混じり。思ってもない甘い言葉を口にした。


「…………」

「もしかして酔ってる?(きゅん♡)」

「(全然、シラフだけど)」

熱を宿した瞳を見下ろす。微量のアルコールで赤らむ頬に掌を添えた。

「今日、どうする?」

尋ねると、俺の掌へ唇の端をつけた。ゆっくり首を倒して擦り寄る。

「愛央くんとえっちしたい」


洒落たバーを後にする。腕に巻きつく身体からはローズの香りが漂って。

「(首にもつけてんのか?)」

鼻をつく強い匂いに眉を顰めた。

煌びやかな街を歩きながら「愛央くんのお家?」と、蕩ける双眸に見上げられたが、マンションに連れて帰るつもりは、はなからない。
「俺んち、ここからだと遠いから」手を引いて、あっさりと近くのホテルに入り、部屋のドアが閉まった瞬間、ベッドに雪崩れ込んだ。


「ん゛、ん〜〜〜…っ。あ……ぁ、う」
「………は…っ」

———…スプリングが軋む音と、肌にぶつかる水音が混ざる。

「なぁ、さっきまでの威勢はどこいったの?」

「愛央くん。ぉ、く…やだぁ。やだ…っ」

「うるせぇくらい喋ってたのに、気持ち良すぎて声出なくなっちゃったんだね」

「〜〜〜っ、ウン。気持ちいの…ずっと止まんないから。も…ぅ、むり…。んん……」

目尻に涙を溜めて訴える。
アイシャドウもマスカラも滲んでるし、つけまは取れかかってんじゃん。

「だーめ。ハンナちゃん、こうされるの好きだろ?」

ふ、と意地悪に口元が緩んだ。
組み敷いた真下で、言葉にもならない声が漏れる。

白い腰をシーツから浮かせて、がつがつと遠慮なくぶつける。

「ふぅ〜…っ。ああ……っ、ん゛」

俺は欲を吐き出した。

「……すげぇ声。もう、イッちゃったんだ?」
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