自惚れ、アディクト
二ヶ月目にして別れを迎えた。
「愛央と付き合うのしんどい」
「………は?」
放課後のスタバ。
茉莉花が飲みたいと言ったなんちゃらフラペチーノを口にした瞬間、告げられた。
テス勉、ウチでする?と呑気に俺が話してるのを遮ったのだ。甘ったるいフラペチーノから口を離して茉莉花を一瞥した。
「なに、急に」
硬い椅子に背凭れる。茉莉花の視線が下がった。
あー……これはアレだな。
「(別れ話?)」
俺は緩く視線を滑らせ、茉莉花を覗き込む。お揃いにしたスタッドピアスが、肩口で切った茉莉花のボブの隙間で煌めく。
「この間、3組の子たちとカラオケ行ったんでしょ」
「まあ、そうだけど」
「サッカー部の子たちから聞いたの」
「…………」
「マネも来てたって。……柚乃ちゃんも……あのこ、元カノだし…っ。まだ、愛央のこと好きなんだよ」
クリームたっぷりのグラスを手にした。溶けかけたフラペチーノを啜る。くっそ甘。ブレべミルクにしたの失敗だったわ。
「浮気してないよね?」
「なんで、そうなるんだよ。意味わかんねぇんだけど」
「だって今日、言ってたもん。柚乃ちゃんがあの日、愛央と遊んで帰ったって!」
「…………」
内心、小さく首を傾げる。
やべぇ。………思い当たることがない。
俺の記憶だとカラオケの後、永遠の家でゲームしてた。柚乃のやつ、話盛ってんだろ。
「はあ」と、短い息を吐いた。
「茉莉花はアイツの言ってること信じんの?」
茉莉花の色白の肌が、じわりと赤らんだ。
「愛央と付き合うのしんどい」
「………は?」
放課後のスタバ。
茉莉花が飲みたいと言ったなんちゃらフラペチーノを口にした瞬間、告げられた。
テス勉、ウチでする?と呑気に俺が話してるのを遮ったのだ。甘ったるいフラペチーノから口を離して茉莉花を一瞥した。
「なに、急に」
硬い椅子に背凭れる。茉莉花の視線が下がった。
あー……これはアレだな。
「(別れ話?)」
俺は緩く視線を滑らせ、茉莉花を覗き込む。お揃いにしたスタッドピアスが、肩口で切った茉莉花のボブの隙間で煌めく。
「この間、3組の子たちとカラオケ行ったんでしょ」
「まあ、そうだけど」
「サッカー部の子たちから聞いたの」
「…………」
「マネも来てたって。……柚乃ちゃんも……あのこ、元カノだし…っ。まだ、愛央のこと好きなんだよ」
クリームたっぷりのグラスを手にした。溶けかけたフラペチーノを啜る。くっそ甘。ブレべミルクにしたの失敗だったわ。
「浮気してないよね?」
「なんで、そうなるんだよ。意味わかんねぇんだけど」
「だって今日、言ってたもん。柚乃ちゃんがあの日、愛央と遊んで帰ったって!」
「…………」
内心、小さく首を傾げる。
やべぇ。………思い当たることがない。
俺の記憶だとカラオケの後、永遠の家でゲームしてた。柚乃のやつ、話盛ってんだろ。
「はあ」と、短い息を吐いた。
「茉莉花はアイツの言ってること信じんの?」
茉莉花の色白の肌が、じわりと赤らんだ。