思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「その気があれば、とっくの昔に命を奪われているでしょう」
「今無事なら、今後も問題ねぇって? そりゃ、買いかぶりすぎだ。こういうのはな、信頼を勝ち得たあと、自分が絶対に疑われない立ち位置を確保してから、実行に移すんだよ」
彼はこれからリベルラの身に起こるであろう恐ろしき光景を想起させ、己の警戒心を強めようとしているらしい。
(こんな話をされて怯えるような、か弱い傀儡と思われているのかしら……)
もしもそうであれば、そのふざけた思い込みをぶち壊す必要がある。
リベルラは作り笑顔を浮かべ、余裕たっぷりな様子で声を発した。
「一般的な手口を教えてくれて、どうもありがとう。あなたは案外、優しい人なのね」
「か、変わってんなぁ……? 今まで、どうやって生きてきたんだ?」
「優秀な護衛騎士が、私を守ってくれたお陰よ」
「その護衛騎士を負かした得体のしれない男が、伴侶になる気分は?」
「最悪としか、いいようがないわ」
「だろうな」
勝者である自分よりも、敗者であるリガルドに対して絶対的な信頼を寄せている。
そんなこちらの態度が気に食わないのは、当然だろう。
「今無事なら、今後も問題ねぇって? そりゃ、買いかぶりすぎだ。こういうのはな、信頼を勝ち得たあと、自分が絶対に疑われない立ち位置を確保してから、実行に移すんだよ」
彼はこれからリベルラの身に起こるであろう恐ろしき光景を想起させ、己の警戒心を強めようとしているらしい。
(こんな話をされて怯えるような、か弱い傀儡と思われているのかしら……)
もしもそうであれば、そのふざけた思い込みをぶち壊す必要がある。
リベルラは作り笑顔を浮かべ、余裕たっぷりな様子で声を発した。
「一般的な手口を教えてくれて、どうもありがとう。あなたは案外、優しい人なのね」
「か、変わってんなぁ……? 今まで、どうやって生きてきたんだ?」
「優秀な護衛騎士が、私を守ってくれたお陰よ」
「その護衛騎士を負かした得体のしれない男が、伴侶になる気分は?」
「最悪としか、いいようがないわ」
「だろうな」
勝者である自分よりも、敗者であるリガルドに対して絶対的な信頼を寄せている。
そんなこちらの態度が気に食わないのは、当然だろう。