思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
先程まで劣勢に追い込まれていたのが嘘のように鋭い斬撃を繰り出すと、リガルドを床へ叩きつけた。
「ぐが……っ」
ガルドラは幼馴染の上へ馬乗りになって胸ぐらを掴み上げると、苦しそうな呻き声を上げるリガルドに問いかけた。
「で? 二度も俺に負けて、まだ闘技大会の勝敗に文句を言うのか?」
「何故、僕が……っ。簡単に……!」
「こんなに弱くて、大丈夫かよ。スラムにはやべぇ奴が、山ほどうろついてんだぜ?」
「くそ……!」
「これに懲りたら、もっと精進すんだな」
元護衛騎士は拳を振るったところで、彼に勝てる見込みがないと悟ったのだろう。
負けを認めるかのように、全身から力を抜いて四肢をだらりと土の上へ投げ出す。
ガルドラは「ようやく一仕事が終わった」と言わんばかりの涼しい顔を披露したあと、リガルドの上から退く。
その後、こちらへ触れ合えるところまでやってくる。
「さんきゅ、陛下。これ、返すな」
そうして、妻を安心させるように口元を綻ばせ、短剣の柄をリベルラへ差し出した。
「ぐが……っ」
ガルドラは幼馴染の上へ馬乗りになって胸ぐらを掴み上げると、苦しそうな呻き声を上げるリガルドに問いかけた。
「で? 二度も俺に負けて、まだ闘技大会の勝敗に文句を言うのか?」
「何故、僕が……っ。簡単に……!」
「こんなに弱くて、大丈夫かよ。スラムにはやべぇ奴が、山ほどうろついてんだぜ?」
「くそ……!」
「これに懲りたら、もっと精進すんだな」
元護衛騎士は拳を振るったところで、彼に勝てる見込みがないと悟ったのだろう。
負けを認めるかのように、全身から力を抜いて四肢をだらりと土の上へ投げ出す。
ガルドラは「ようやく一仕事が終わった」と言わんばかりの涼しい顔を披露したあと、リガルドの上から退く。
その後、こちらへ触れ合えるところまでやってくる。
「さんきゅ、陛下。これ、返すな」
そうして、妻を安心させるように口元を綻ばせ、短剣の柄をリベルラへ差し出した。