思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「クロドノルン卿は?」
「真っ先にするのが、護衛の心配かよ」
「かなり強引に、騎士団長の座を退いてもらったんですもの。何かあっては、騎士団の皆様に申し訳が立たないわ」
「あいつなら、心配いらねぇよ。馬車の前で、待機中だ」
「怪我は? ないのよね?」
「あのな……」
護衛騎士の無事を確認するがてら、幼馴染の相手をヴァドリックに押しつけようとすれば、夫から難色を示された。
彼は真っ先に己の無事を心配してくれないこちらの態度が気に食わないようで、苛立ちを隠しきれない様子で銀色の瞳を細めているのが印象的だった。
「俺はあんたを奪われまいと、死闘を繰り広げたあとだぜ? なんかもっと、ねぇのかよ」
「あ、あなたが勝手に乱入して、戦いを始めたんでしょう?」
「そうかい」
ガルドラはこのまま自分と言い争いを続けたところで、なんの意味もなさないと考えを改めたようだ。
彼は己の腰を抱くと、初夜の情事を自分へ思い出させるかのように、いやらしい手つきで服の上から指の腹を使って背筋をなぞった。
「真っ先にするのが、護衛の心配かよ」
「かなり強引に、騎士団長の座を退いてもらったんですもの。何かあっては、騎士団の皆様に申し訳が立たないわ」
「あいつなら、心配いらねぇよ。馬車の前で、待機中だ」
「怪我は? ないのよね?」
「あのな……」
護衛騎士の無事を確認するがてら、幼馴染の相手をヴァドリックに押しつけようとすれば、夫から難色を示された。
彼は真っ先に己の無事を心配してくれないこちらの態度が気に食わないようで、苛立ちを隠しきれない様子で銀色の瞳を細めているのが印象的だった。
「俺はあんたを奪われまいと、死闘を繰り広げたあとだぜ? なんかもっと、ねぇのかよ」
「あ、あなたが勝手に乱入して、戦いを始めたんでしょう?」
「そうかい」
ガルドラはこのまま自分と言い争いを続けたところで、なんの意味もなさないと考えを改めたようだ。
彼は己の腰を抱くと、初夜の情事を自分へ思い出させるかのように、いやらしい手つきで服の上から指の腹を使って背筋をなぞった。