思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「あなたも、私も……。素直になれないところは、よく……。似ていると、思うわ……」
「そうか? 俺はあんたと出会ってからずっと、自分の気持ちを偽ったつもりはねぇけど?」
「嘘、つき……」
「なんでだよ」
ガルドラは己に対し、いつだって飄々と掴みどころのない態度を見せる。
それが演技ではなく本来の気質だと言うのは、よく理解しているつもりだった。
だが、彼が己に向ける愛はどこか薄っぺらく聞こえるような気がして――。
どうしても認めたくないから、尤もらしい理由をつけて遠ざけようとしている。
「お仕置きなんて、適当な理由をつけて……。私を抱いたのは、ただの口実でしょう……?」
「いや? 本気であいつらに嫉妬して、ムカついた。それ以外に、理由が必要か?」
ガルドラは、自分を見ていなかった。
こちらが誰を想っていようが、どうでもいい。
そうしたスタンスを取っているのは、きっと傷つくのが怖いからなのだ。
(リガルドに対する想いが残っていれば、なんて酷い男なのだろうかと激怒していたでしょう。でも、今は……)
誰もが恐れを抱く孤独な野良犬を手懐け、忠犬に変えられるのは自分だけでありたい――。
「そうか? 俺はあんたと出会ってからずっと、自分の気持ちを偽ったつもりはねぇけど?」
「嘘、つき……」
「なんでだよ」
ガルドラは己に対し、いつだって飄々と掴みどころのない態度を見せる。
それが演技ではなく本来の気質だと言うのは、よく理解しているつもりだった。
だが、彼が己に向ける愛はどこか薄っぺらく聞こえるような気がして――。
どうしても認めたくないから、尤もらしい理由をつけて遠ざけようとしている。
「お仕置きなんて、適当な理由をつけて……。私を抱いたのは、ただの口実でしょう……?」
「いや? 本気であいつらに嫉妬して、ムカついた。それ以外に、理由が必要か?」
ガルドラは、自分を見ていなかった。
こちらが誰を想っていようが、どうでもいい。
そうしたスタンスを取っているのは、きっと傷つくのが怖いからなのだ。
(リガルドに対する想いが残っていれば、なんて酷い男なのだろうかと激怒していたでしょう。でも、今は……)
誰もが恐れを抱く孤独な野良犬を手懐け、忠犬に変えられるのは自分だけでありたい――。