思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「俺はガルドラ。家名は、ねぇ。物心ついた時から今に至るまで、スラム街で生活してる」
「年齢は?」
「24。周りからは野良犬とか、狂犬とか呼ばれているぜ」
「そう……」
ガルドラの自信満々に声を発する姿を心底どうでもよさそうに見つめたあと、紫色の瞳をゆっくりと閉じる。
(こちらも、黙っているわけにはいかないわよね……)
暗闇に数秒身を委ねて、ようやく荒んでいた気持ちが和らいで行くのを感じ取る。
(大丈夫)
己に何度も言い聞かせ、孤高の女王としての仮面を被り直す。
(もう、無様な姿は見せないわ)
リベルラは再び閉じていた瞳を開くと、こちらに感心したような視線を向けるガルドラに向かって、声を張った。
「私はベゼルノーチェ王国の女王。リベルラよ。年齢は21歳。あなたとは、3つ違いになるのかしら……」
「陛下的には、許容範囲か?」
「そう、ね……。護衛騎士とそう変わりのない年齢で、安心したわ」
決勝戦を確実視されていた騎士団長、クロドノルン公爵家のヴァドリックは26歳、リガルドは22歳だ。
彼は2人のちょうど中間とも言ってもいいような年齢だった。
「年齢は?」
「24。周りからは野良犬とか、狂犬とか呼ばれているぜ」
「そう……」
ガルドラの自信満々に声を発する姿を心底どうでもよさそうに見つめたあと、紫色の瞳をゆっくりと閉じる。
(こちらも、黙っているわけにはいかないわよね……)
暗闇に数秒身を委ねて、ようやく荒んでいた気持ちが和らいで行くのを感じ取る。
(大丈夫)
己に何度も言い聞かせ、孤高の女王としての仮面を被り直す。
(もう、無様な姿は見せないわ)
リベルラは再び閉じていた瞳を開くと、こちらに感心したような視線を向けるガルドラに向かって、声を張った。
「私はベゼルノーチェ王国の女王。リベルラよ。年齢は21歳。あなたとは、3つ違いになるのかしら……」
「陛下的には、許容範囲か?」
「そう、ね……。護衛騎士とそう変わりのない年齢で、安心したわ」
決勝戦を確実視されていた騎士団長、クロドノルン公爵家のヴァドリックは26歳、リガルドは22歳だ。
彼は2人のちょうど中間とも言ってもいいような年齢だった。