思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「二度も勝ってんだ。三度目も、華麗な勝利を収めるに決まってんだろ?」
「あなたは、楽観的すぎるわ」
「それが、俺だからな。どうしようもねぇよ」
このままでは、またいつものように煙に巻かれてしまう。
リベルラは「本気で彼を心配している」と伝えるため、胸ぐらに掴みかかった。
「私は、あなたを心配して……!」
「ぐ……っ」
その際、夫が襟元に隠して身につけていたチェーンを引っ張ってしまう。
その結果、ガルドラの首筋に食い込んでしまったようだ。
夫が苦しそうな声を上げる姿を目にしたリベルラは、興味本位でその鎖を持ち上げた。
「おい、待て……!」
彼は慌ててこちらを止めるが、リベルラが服の中に収納されていたペンダントトップを曝け出すほうが早い。
「マジかよ……」
夫は露骨に落胆と驚愕の感情が含まれた声を上げたが、そう言いたいのはこちらの方だ。
(私が、見間違えるはずなどないわ……!)
ロケットペンダントには、王家の紋章が刻み込まれていた。
それは幼い頃に無くしてしまったはずの、先祖代々受け継がれる家宝で――。
「あなたは、楽観的すぎるわ」
「それが、俺だからな。どうしようもねぇよ」
このままでは、またいつものように煙に巻かれてしまう。
リベルラは「本気で彼を心配している」と伝えるため、胸ぐらに掴みかかった。
「私は、あなたを心配して……!」
「ぐ……っ」
その際、夫が襟元に隠して身につけていたチェーンを引っ張ってしまう。
その結果、ガルドラの首筋に食い込んでしまったようだ。
夫が苦しそうな声を上げる姿を目にしたリベルラは、興味本位でその鎖を持ち上げた。
「おい、待て……!」
彼は慌ててこちらを止めるが、リベルラが服の中に収納されていたペンダントトップを曝け出すほうが早い。
「マジかよ……」
夫は露骨に落胆と驚愕の感情が含まれた声を上げたが、そう言いたいのはこちらの方だ。
(私が、見間違えるはずなどないわ……!)
ロケットペンダントには、王家の紋章が刻み込まれていた。
それは幼い頃に無くしてしまったはずの、先祖代々受け継がれる家宝で――。