思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(なんだ、こいつ?)
彼女はどうやら、ガルドラが救いの手を差し伸べなければ、どれほど恐ろしい目に遭っていたのかすらも、自覚していないようだ。
お礼よりも先に胸を張った少女は、よく手入れの施されたプラチナブロンドの髪を靡かせる。
その後、薄汚れたフードから隠しきれない絢爛豪華なドレスを揺らし、自己紹介をした。
「私はこの国の姫、リベルラ・ベゼ……っ!」
「ひ……っ!? そんなでかい声で、高貴なる身分を明らかにすんじゃねぇよ!」
「ふぐぐ……!」
ガルドラは慌てて少女の口を塞ぎ、黙らせる。
いくら過半数が己の支配下に入ったとは言え、全員が味方なわけではない。
人並みには戦えるが、四方八方を鍛え抜かれた大人に囲まれた場合の勝率は、2割くらいしかなかった。
そんな危険な場所で、彼女が王族だと知られようもなら、どんな目に遭うかわかったものではない。
「あんたがすげー奴だってのは、よくわかった。もう、名乗るな。いいか?」
リベルラがこくこくと頷いたのを確認し、ゆっくりと唇を塞いでいた手を離す。
彼女はどうやら、ガルドラが救いの手を差し伸べなければ、どれほど恐ろしい目に遭っていたのかすらも、自覚していないようだ。
お礼よりも先に胸を張った少女は、よく手入れの施されたプラチナブロンドの髪を靡かせる。
その後、薄汚れたフードから隠しきれない絢爛豪華なドレスを揺らし、自己紹介をした。
「私はこの国の姫、リベルラ・ベゼ……っ!」
「ひ……っ!? そんなでかい声で、高貴なる身分を明らかにすんじゃねぇよ!」
「ふぐぐ……!」
ガルドラは慌てて少女の口を塞ぎ、黙らせる。
いくら過半数が己の支配下に入ったとは言え、全員が味方なわけではない。
人並みには戦えるが、四方八方を鍛え抜かれた大人に囲まれた場合の勝率は、2割くらいしかなかった。
そんな危険な場所で、彼女が王族だと知られようもなら、どんな目に遭うかわかったものではない。
「あんたがすげー奴だってのは、よくわかった。もう、名乗るな。いいか?」
リベルラがこくこくと頷いたのを確認し、ゆっくりと唇を塞いでいた手を離す。