思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
その7歳とは思えぬほどに妖艶な姿に見惚れていると、リベルラは首からぶら下げていたネックレスのチェーンを外し、それを投げ渡した。
「優しいあなたには、これを預けるわ」
「なんだ、これ……?」
「王家に伝わる、家紋の入った秘宝よ」
首輪のペンダントトップには、王家の紋章が刻印されている。
ガルドラが来てから随分と改善されてはいるが、ここは高貴なる身分の人々であればまず「穢らわしい」と眉を顰める、薄汚い場所だ。
そんなところで暮らす自分に、自らの身分を証明する大切なアクセサリーを預けるなど、到底正気とは思えない。
「そんな大事なもんを、こんな薄汚れたスラム街で生活する野良犬に渡すなよ」
「あなたほど強い殿方なら、それを肌見放さず身につけていられるでしょう?」
彼女はご機嫌な様子で、市井に向かって繋がる大通りまで躍り出た。
キラキラと太陽の光に反射して、プラチナブロンドの髪がさらりと揺れる。
その光景に見惚れていたのが、きっとよくなかったのだろう。
「優しいあなたには、これを預けるわ」
「なんだ、これ……?」
「王家に伝わる、家紋の入った秘宝よ」
首輪のペンダントトップには、王家の紋章が刻印されている。
ガルドラが来てから随分と改善されてはいるが、ここは高貴なる身分の人々であればまず「穢らわしい」と眉を顰める、薄汚い場所だ。
そんなところで暮らす自分に、自らの身分を証明する大切なアクセサリーを預けるなど、到底正気とは思えない。
「そんな大事なもんを、こんな薄汚れたスラム街で生活する野良犬に渡すなよ」
「あなたほど強い殿方なら、それを肌見放さず身につけていられるでしょう?」
彼女はご機嫌な様子で、市井に向かって繋がる大通りまで躍り出た。
キラキラと太陽の光に反射して、プラチナブロンドの髪がさらりと揺れる。
その光景に見惚れていたのが、きっとよくなかったのだろう。