思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
リベルラは今までガルドラが己の奥底に秘める思いに気づけぬまま、彼に対して嫌悪感を抱いていた自分を叱咤するように、声を荒らげた。
「あなたが幼い頃から、私が好きだった! お父様と謁見をしていたと、気づいていれば……! あんな態度は、取らなかったのに……!」
「あんま、期待させないでくれよ。諦められなく、なっちまう……」
銀色の瞳を切なげに潤ませた彼は、己の心が未だにリガルドのものだと勘違いしているのだろう。
(ガルドラの誤解を、解かなくちゃ)
リベルラははっと息を呑んだあと、彼の顔色を窺いながら問いかけた。
「私を、嫌いになろうとしているの?」
「逆だろ。俺は、あんたとリガルドが仲良さげに話しているのを見るたび、腸が煮えくり返るほどの憎悪にこの身を焼かれていたんだぜ? このままあんたのそばに居続けるのは、気味が悪いはずだ」
「そんな、こと……!」
「俺が行方を眩ませれば、王城だってこんな厳戒態勢を取る必要なんざねぇからな……」
彼はちらりと、寝室の扉に視線を移す。
「あなたが幼い頃から、私が好きだった! お父様と謁見をしていたと、気づいていれば……! あんな態度は、取らなかったのに……!」
「あんま、期待させないでくれよ。諦められなく、なっちまう……」
銀色の瞳を切なげに潤ませた彼は、己の心が未だにリガルドのものだと勘違いしているのだろう。
(ガルドラの誤解を、解かなくちゃ)
リベルラははっと息を呑んだあと、彼の顔色を窺いながら問いかけた。
「私を、嫌いになろうとしているの?」
「逆だろ。俺は、あんたとリガルドが仲良さげに話しているのを見るたび、腸が煮えくり返るほどの憎悪にこの身を焼かれていたんだぜ? このままあんたのそばに居続けるのは、気味が悪いはずだ」
「そんな、こと……!」
「俺が行方を眩ませれば、王城だってこんな厳戒態勢を取る必要なんざねぇからな……」
彼はちらりと、寝室の扉に視線を移す。