思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
リベルラが彼のためにできることがあるとすれば、「諦めるな」と喝を入れるにくらいだろうか。
「私が、好きなら……! 誰にも奪われないように、見えるところへ所有印を刻み込むことくらい、できるでしょう!?」
女王は夫の背中に回した両腕を離し、彼の胸ぐらを再び掴む。
先程まで大泣きしていた自分が、まさか再び怒りに支配されるなど思いもしなかったのだろう。
彼は不思議そうに、眉を顰めた。
「なんでそんなに、キレてんだよ?」
「うる、さい……っ。私だって、こんなに恥ずかしい命令なんて、したくないんだから……!」
一度は止まった涙が、再び頬を伝ってシーツを濡らす。
愛の告白は出来なかったが、リベルラの中で彼の存在が大きくなっていると伝えただけで、夫にとっては充分だったようだ。
「私が、好きなら……! 誰にも奪われないように、見えるところへ所有印を刻み込むことくらい、できるでしょう!?」
女王は夫の背中に回した両腕を離し、彼の胸ぐらを再び掴む。
先程まで大泣きしていた自分が、まさか再び怒りに支配されるなど思いもしなかったのだろう。
彼は不思議そうに、眉を顰めた。
「なんでそんなに、キレてんだよ?」
「うる、さい……っ。私だって、こんなに恥ずかしい命令なんて、したくないんだから……!」
一度は止まった涙が、再び頬を伝ってシーツを濡らす。
愛の告白は出来なかったが、リベルラの中で彼の存在が大きくなっていると伝えただけで、夫にとっては充分だったようだ。