思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「あなたは幼い頃の些細な言いつけを律儀に守り続け、遠く離れた地で私を一途に想い続けてくれた。その功績は、何よりも代えがたいものだわ」
「そいつは、どうも」
「ただ、私を喜ばせるために、上辺だけの言葉を並べ立てて取り繕うだけのリガルドとは、大違い……」
夫の前で他の男の名を出すのはどうかと思ったが、彼が一番気にしていたのは、自分が幼馴染をどんな感情をいだいているかについてだった。
このほうがわかりやすいし、誤解をされずに済む。
「不特定多数の命を守ったあなたと、私だけを守護し続けた幼馴染。女王である私が、どちらをそばに置くべきか。そんなの、考えるまでもないわ」
リベルラは銀色の瞳を覗き込み、はっきりとした口調で命じた。
「私を置いて逝くなんて、絶対に許さない」
愛の告白を口にせずとも、目と目を合わせるだけで、それが本当か嘘かくらいはわかるのだろう。
彼はどこか困ったように口元を綻ばせ、ポツリと呟いた。
「そいつは、どうも」
「ただ、私を喜ばせるために、上辺だけの言葉を並べ立てて取り繕うだけのリガルドとは、大違い……」
夫の前で他の男の名を出すのはどうかと思ったが、彼が一番気にしていたのは、自分が幼馴染をどんな感情をいだいているかについてだった。
このほうがわかりやすいし、誤解をされずに済む。
「不特定多数の命を守ったあなたと、私だけを守護し続けた幼馴染。女王である私が、どちらをそばに置くべきか。そんなの、考えるまでもないわ」
リベルラは銀色の瞳を覗き込み、はっきりとした口調で命じた。
「私を置いて逝くなんて、絶対に許さない」
愛の告白を口にせずとも、目と目を合わせるだけで、それが本当か嘘かくらいはわかるのだろう。
彼はどこか困ったように口元を綻ばせ、ポツリと呟いた。