思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「2人に、お願いがあるの」
「俺たちに?」
「ええ。私と一緒に、緊急通路の一斉点検をしてもらえないかしら?」
2人は顔を見合わせ、露骨に難色を示した。
本来王城から外へ脱出する際の緊急通用口は、直系の王族に口頭でしか言い伝えられていなかったからだ。
恐らく、あとあとどこかで情報が洩れ、リベルラの身に危機が起こる可能性を案じているのだろう。
「陛下には、危機感を持って頂きたい」
「そうだぞ。兄貴はお人好しだが、俺たちを救うためなら婚約者にも冷たい態度を取るような奴だ。いつ裏切るか、わかんねぇぞ?」
彼らはお互いが裏切る可能性を思い浮べ、警鐘を鳴らす。
その発言速度は、こちらが羨ましいとさえ感じるくらいに息がピッタリと合っていた。
そんな姿すらも、愛おしくて堪らない。
リベルラはくすくすと声を上げて笑いながら、口元を綻ばせた。
「あなたたちになら、裏切られたって構わないわ」
「リベルラ」
「一番怖いのは、なんらかの手段を講じて、悪意を持った人間が侵入してくることよ」
「確かに、そうですが……」
「駄目かしら?」
兄弟は顔を見合わせ、視線だけで会話を始めた。
「俺たちに?」
「ええ。私と一緒に、緊急通路の一斉点検をしてもらえないかしら?」
2人は顔を見合わせ、露骨に難色を示した。
本来王城から外へ脱出する際の緊急通用口は、直系の王族に口頭でしか言い伝えられていなかったからだ。
恐らく、あとあとどこかで情報が洩れ、リベルラの身に危機が起こる可能性を案じているのだろう。
「陛下には、危機感を持って頂きたい」
「そうだぞ。兄貴はお人好しだが、俺たちを救うためなら婚約者にも冷たい態度を取るような奴だ。いつ裏切るか、わかんねぇぞ?」
彼らはお互いが裏切る可能性を思い浮べ、警鐘を鳴らす。
その発言速度は、こちらが羨ましいとさえ感じるくらいに息がピッタリと合っていた。
そんな姿すらも、愛おしくて堪らない。
リベルラはくすくすと声を上げて笑いながら、口元を綻ばせた。
「あなたたちになら、裏切られたって構わないわ」
「リベルラ」
「一番怖いのは、なんらかの手段を講じて、悪意を持った人間が侵入してくることよ」
「確かに、そうですが……」
「駄目かしら?」
兄弟は顔を見合わせ、視線だけで会話を始めた。