思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(その気持ちには、答えてあげたいわ)
自分も同じかそれ以上に、夫を愛している。
そう伝えるべく、妻は彼の髪を優しく撫でつけながら、ガルドラに諭した。
「私達は、夫婦よ。弱いところを見せられたって嫌いになんかならないし、黙っていられるほうが悲しいわ」
「ああ……。そう、だよな……」
彼は今まで、隠していた感情を露わにしたせいか。
今更無理をしていた分の反動が、表に出てきてしまったらしい。
夫は銀色の瞳を切なげに潤ませ、大きな腕で覆い隠す。
どうやら、自分が苦しんでいる顔を見られたくないようだ。
リベルラはガルドラの手に己の指先を絡め、最愛の番犬に言って聞かせた。
「お願いだから、無理をしないで。つらい時は、ちゃんと吐き出しなさい。そうしないと、いつか無理が祟って壊れてしまうわ」
「兄貴と同じこと、言ってやがる……」
「似たような言動をするのは、ガルドラを大事に思っているからこそよ」
「違いねぇ」
リベルラはすでに、ガルドラの暗殺未遂事件のお陰で、随分と己の弱い部分を曝け出してしまった。
自分も同じかそれ以上に、夫を愛している。
そう伝えるべく、妻は彼の髪を優しく撫でつけながら、ガルドラに諭した。
「私達は、夫婦よ。弱いところを見せられたって嫌いになんかならないし、黙っていられるほうが悲しいわ」
「ああ……。そう、だよな……」
彼は今まで、隠していた感情を露わにしたせいか。
今更無理をしていた分の反動が、表に出てきてしまったらしい。
夫は銀色の瞳を切なげに潤ませ、大きな腕で覆い隠す。
どうやら、自分が苦しんでいる顔を見られたくないようだ。
リベルラはガルドラの手に己の指先を絡め、最愛の番犬に言って聞かせた。
「お願いだから、無理をしないで。つらい時は、ちゃんと吐き出しなさい。そうしないと、いつか無理が祟って壊れてしまうわ」
「兄貴と同じこと、言ってやがる……」
「似たような言動をするのは、ガルドラを大事に思っているからこそよ」
「違いねぇ」
リベルラはすでに、ガルドラの暗殺未遂事件のお陰で、随分と己の弱い部分を曝け出してしまった。